お酒を飲む人は注意したいアルコール性肝炎

 

このページではアルコール性肝炎の症状や治療を中心に、改善・予防のために注意しておきたい食事や生活習慣について解説しています。

 

アルコール性肝炎の原因は飲酒であり、過剰なアルコール摂取を繰り返すことで肝臓が炎症を起こしている状態です

 

肝機能低下に伴うさまざまな症状が現れ、重症化すれば命にかかわる病気ですから、日頃から飲酒習慣がある人は注意しなくてはなりません。

 

アルコールが関係している死亡者数は年間3万人以上であることからも分かるように、アルコール性肝炎を甘くみると危険です

 

肥満脂肪肝とも関わっていますから、リスクを自覚している人はここでの情報をお役立て下さい。

 

 

アルコール性肝炎の症状まとめ

アルコール性肝炎では肝臓が炎症を起こしているため、肝機能の悪化に伴って自覚症状が現れることが多くなります。

 

・食欲不振
・倦怠感
・発熱
・嘔吐、下痢
・右上腹部痛
・黄疸 など

 

食欲不振倦怠感は、アルコール性肝炎になるとよくみられる症状です。
二日酔いや風邪と間違えやすい症状ですから、健康診断の結果からアルコール性肝炎が判明するケースが少なくありません。

 

 

アルコール性肝炎の特徴・診断基準とは?

アルコール性肝炎の診断には基準が定められています。

 

アルコール性肝障害の条件

アルコール性肝炎は、アルコール性肝障害のひとつであり、長期の過剰なアルコール摂取が原因であることが条件となります。

 

・純エタノール60g以上/1日 の飲酒をしている
・禁酒によって肝臓数値の改善がみられる
・肝炎ウイルス性、自己免疫性の肝臓病を疑う検査が陰性である

 

純エタノール60g以上というのはビール(中瓶)なら 3本以上のアルコール摂取量を示していますが、遺伝的にお酒に弱かったり女性の場合にはこの限りではありません。

 

アルコール性肝炎の診断基準

上記の条件を満たしており、さらにいくつかの検査を行うことでアルコール性肝炎と診断されます。

 

・血液検査(γ-GTP、ALT、ASTなど)
・超音波検査
・CT検査

 

アルコール性肝炎では肝機能低下肝細胞の変性壊死といった特徴がみられます。

 

 

アルコール性肝炎の治療薬

 

アルコール性肝炎の治療において重要となるのは禁酒、そして食生活の改善です。
軽度の場合では、禁酒によって大幅な改善効果がみられることもありますが、そうでない場合には投薬治療も併せて行います。

 

・ビタミンB類製剤
・アミノ酸製剤
・ステロイド薬
・ベンゾジアゼピン系薬剤
・ウルソデオキシコール酸

 

アルコール性肝炎では最優先すべき禁酒に伴う栄養不良禁断症状をサポートするための投薬治療が主になります。
また、肝臓を保護したり、胆汁の流れを良くして肝機能を改善するウルソデオキシコール酸が処方されることもあります。

 

 

アルコール性肝炎を改善するための食事

毎日の食事内容を見直すことはアルコール性肝炎の改善に効果的です。
肝臓を正常化するのに望ましい食事について、ここでは解説していきます。

 

適正なエネルギー量の摂取

過度のカロリー摂取は肥満や脂肪肝の原因となり、アルコール性肝炎のリスクを高めます。
運動量や体格差によって適正量は異なりますが、男性は1日あたり1,500kcal、女性は1,100kcalが目安となります。

 

無理な食事制限をする必要はありませんが、朝昼晩の3回、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。

 

肝機能改善効果のある栄養素の摂取

肝機能を改善し、肝細胞の修復によって肝臓の回復を早める栄養素や成分を積極的に摂取します。

 

・たんぱく質
・ビタミン
・ミネラル
・アミノ酸
・食物繊維

 

オルニチンタウリンといったアミノ酸は肝臓の代謝機能に関わりがあります。
アルコールの影響を減らすだけではなく、食事による脂質や糖質を代謝しやすくなるので、肥満解消にも効果的です。

 

 

禁酒によって減らすことができる肝臓リスク

 

アルコール性肝炎の改善には禁酒が大きな意味を持ちます。

 

アルコールは分解されると有害物質であるアセトアルデヒドになるのですが、発がん性があるうえに、DNA細胞の変性(異常)をもたらして肝臓に大きなダメージを与えます。
長期間にわたって飲酒を続ければアルコール性肝炎になりますし、アルコール性肝硬変肝がんへと進行する可能性もあります。

 

禁酒はアルコール性肝障害の悪化を防ぎ死亡率を下げることに繋がります。

 

まだ発症していない場合でも肝臓の負担を減らすことができますから、健康を維持するためにもまずは禁酒することが望ましいでしょう。

 

 

飲酒習慣があるからこそ大切な毎日の工夫

代謝機能を担っている肝臓は、アルコールの影響を強く受けます。
原因となるアルコール摂取をできるだけ避け、定期的な健康診断で肝臓の状態を知っておくことも忘れないようにしたいものです。

 

毎日お酒を飲んでいる人は休肝日を設けたり、1日あたりの摂取量を減らすなどの工夫をして、いつまでも健康な肝臓をキープしましょう。

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