総ビリルビンの問題解決します!

 

「総ビリルビンって何?数値が高い…」
「どうして高くなってしまったのか?」
「数値を下げる方法は?」
「総ビリルビンが高いとどんな病気になるの?」

 

などなど、高い原因・下げ方・疑われる病気、その他、総ビリルビン関連情報をまとめました。

 

「疑問・不安」の解消にむけて、まず総ビリルビン情報をまとめていきましょう。

 

ビリルビンとは?

ビリルビンが作られて排出されるまでの流れ

ビリルビンは、役目を果たした赤血球が姿を変えた、いわば老廃物のようなものです。黄色い色素を有しています。
作られたビリルビンはその後、血流に乗って肝臓に届けられ、胆汁と一緒になり、体外へ排出されます。

 

ビリルビンには2つの種類があります。

 

・「間接型ビリルビン(非抱合型)」
・「直接ビリルビン(抱合型)」

 

2つあわせて「総ビリルビン」と呼びます。

 

「間接型ビリルビン(非抱合型)」

肝臓で処理する前(タンパク質と結合する前)のビリルビン

 

「直接ビリルビン(抱合型)」

処理されたあと(タンパク質と結合したもの)のビリルビン

 

この2つを合わせて「総ビリルビン」と呼びます。
※2つの比率は1:1が正常です。

 

小まとめ

・総ビリルビンは血液中にある黄色の色素
・「間接型ビリルビン(非抱合型)」と「直接ビリルビン(抱合型)」の2種類
・肝臓で処理され、胆汁と共に排出

 

次にそれぞれのビリルビンの特徴をみていきましょう。

 

間接型ビリルビン(非抱合型)って?

間接型ビリルビン(非抱合型)は肝臓で処理する前(タンパク質と結合する前)のビリルビンです。

 

間接ビリルビンの割合が高い場合は

 

・肝臓が悪い見込みは低い。
・赤血球が破壊されている見込みが高い

 

この結果から溶血性貧血などが疑われます。

 

直接ビリルビン(抱合型)って?

直接ビリルビン(抱合型)は肝臓で処理された後(タンパク質と結合したもの)のビリルビンです。

 

直接ビリルビンの割合が高い場合には、肝臓の働きが悪く、胆汁に排出できていないか、排出しても胆道が詰まってしまっていることなどが考えられます。

 

 

ビリルビンの数値から考えられる病気は?

 

次にビリルビンと関係する病気を見ていきましょう。

 

脂肪肝

脂肪肝の場合、総ビリルビンのうち「直接ビリルビン(抱合型)」が増加した場合に考えられる疾患です。
増加数値の幅が広く、0.4mg/dL〜20mg/dLで軽度から中等度、高度のどの増加数でも脂肪肝は考えられます。
また、急性脂肪肝の場合も同様に数値が上がります。

 

肝硬変

肝硬変の場合、総ビリルビンのうち「直接ビリルビン(抱合型)」が増加した場合に考えられる疾患です。
軽度の増加数で肝硬変を発症します。
数値が低く、安心してしまうかもしれませんが肝硬変はとても怖い病気で肝臓がんの併発が多く肝炎から肝硬変になってしまった場合は根本的な治療方法もないので注意が必要です。

 

急性肝炎

急性肝炎の場合、総ビリルビンのうち「直接ビリルビン(抱合型)」が増加した場合に考えられる疾患です。

 

軽度から高度まで増加数値が少しでもあれば急性肝炎の可能性があります。
急性肝炎は薬剤や細菌など、多くの理由で発症します。ウィルス性肝炎慢性肝炎にも移行することがあり、他人にも感染させてしまうことがあります。
ウィルス性肝炎の場合、A型肝炎B型肝炎C型肝炎の3つに分かれ、それぞれ治療方法等も異なります。

 

肝臓がん

肝臓がんの場合は、「直接ビリルビン(抱合型)」の増加が見られます。

 

肝臓がん初期の状態から数値に出るので、早期治療が可能です。多少の変化だからと放置しがちですが、しっかり検査をするようにしましょう。

 

溶血性貧血

 

溶血性貧血の場合、「間接型ビリルビン(非抱合型)」が増加する特徴があります。

 

溶血性貧血に大きく関係するのは赤血球です。病気や体質など、何らかの要因によって赤血球が多く破壊されてしまうことで引き起こされます。また、溶結性貧血は「後天性」と「先天性」のものに区別されます。

 

後天性のもの

自己免疫性溶血性貧血」と呼ばれ、原因不明のケースと白血病悪性リンパ腫などの疾患を伴って起こっているケースがあります。

 

先天性のもの

大半を占めるのは赤血球自体に問題があるケース。遺伝子異常などもそれにあたります。

 

 

ビリルビンと黄疸の関係について

黄疸はビリルビンの色素によって引き起こされます。
通常の血中量では表出しませんが、大量のビリルビンであふれると、黄疸として現れます。
黄疸が発生する過程は5つあります。

 

溶血性黄疸(肝前性黄疸)

間接型ビリルビン(非抱合型)が増えることによって起こる黄疸。

 

・赤血球の寿命が短くなる
・免疫によって破壊されている

 

などの場合に発症します。

 

肝細胞性黄疸(肝実質性黄疸)

肝臓の機能が弱くなっている場合に起こる黄疸で、簡潔に言うと、ビリルビンを処理できない状態を指します。

 

疑われる病気
・急性肝炎
・肝硬変
・肝臓がん

 

閉塞性黄疸(肝後性黄疸)

胆管が塞がれている時に起こる黄疸です。
肝臓からうまく排出されないまま体内に留まり、再度血中に放出されてることによって、ビリルビンが増加します。

 

疑われる病気
・胆管結石
・胆道閉鎖症

 

 

体質的黄疸

ビリルビンの処理が生まれつき弱い(体質的に処理に弱い)場合の黄疸を、体質性黄疸と呼びます。
肝臓は正常で、ビリルビンの処理能力だけが弱いのが特徴です。特に問題はありませんが、アルコールなどで肝臓に負担をかけると黄疸の症状を強めてしまいます。

 

生理的黄疸

新生児などの赤ちゃん特有の黄疸です。
赤ちゃんの場合、まだ肝臓の機能が未熟であったり、活発でないために起こる黄疸で、多くの赤ちゃんが自然に消える症状です。

 

 

ビリルビンへのアルコールやストレス・乱れた食生活の肝臓への影響

肝臓に影響を与える生活習慣をみていきましょう。

 

アルコール

アルコールの影響は、

 

・アセトアルデヒドによる肝臓へのダメージ
・脂肪肝の原因「中性脂肪」が溜まりやすくなる

 

これらが挙げられます。

 

脂肪肝になると肝細胞の壊死肝機能の低下血流障害などが起き肝炎肝硬変などの怖い病気にもなる可能性があります。

 

ストレス

 

肝臓は、精神作用の影響を受けやすい臓器のひとつです。
精神的ストレスは交感神経を緊張させます。すると、肝臓を動かす副交感神経が妨げられ、肝臓に負担をかけたり、肝臓への血液量が減少し、肝臓に負担をかけます。

 

食生活

乱れた・偏った食生活は肝臓に負担をかけます。過剰な栄養の処理やタンパク質の分解によって発生するアンモニアなどの毒性物質が、エネルギー生産の阻害をするために肝臓にダメージを与えてしまいます。

 

 

総ビリルビンを下げる方法。有効成分はなに?

肝臓の働きが低下して総ビリルビンが高い場合、下げるには「肝機能」を正常化することが近道。
「肝臓によい成分」を摂取することが主軸となるでしょう。

 

オルニチン

 

しじみに多く含まれている成分で、二日酔いの有効成分としても有名です。

 

オルニチンはアミノ酸の一種で、疲労にかかわるアンモニアの代謝や生命機能維持に必要なタンパク質合成の働きを底上げしてくれるほか、低下した肝機能を回復させる働きがあります。

 

1日の必要摂取量はしじみ約2.6〜7kgになる、約400mg〜1000mgです。
※しじみの量にするととても多くなるので注意。

 

亜鉛

タンパク質の合成時に使われる成分で、新しい細胞が出来る時に消費されます。
アルコールの影響を受けた肝臓にも、亜鉛の効果は働きかけてくれます。

 

また肝臓の働きを低下させてしまう活性酸素の除去や、アンモニアの分解など幅広く活躍し、肝硬変の治療にも用いられている優れた成分です。

 

1日の必要摂取量は8〜10mg(30〜49歳の男性の場合)
牡蠣で5〜6個分になります。

 

クルクミン

クルクミンは、胆汁の生成を促進させることでコレステロール値の上昇を抑えたり、解毒酵素の分泌を促す働きがあります。

 

1日の摂取目安量は体重1kgに対して3mgまで。
また、含まれている食品としてはカレーが代表的ですが、市販のウコンサプリメント・ドリンクにも豊富に含まれています。

 

タウリン

体内にある心臓や脳、筋肉、肝臓などに多く含まれているのがタウリンです。体内でも生成していますが、消費量が多いので外部からの摂取が必要になります。

 

・脂肪肝への効果
・肝細胞の再生
・コレステロール値の改善

 

という働きをもち、肝臓の正常化にもとても役立ちます。

 

1日の必要摂取量は500mg
牡蠣なら3個、イカ・タコなら90gです。

 

スルフォラファン

スルフォラファンは近年注目されているブロッコリーに代表される健康成分です。

 

・解毒能力の活性化
・肝炎や脂肪肝の改善や抑制

 

などがあり、肝臓の機能全般のサポートをしてくれる役目があります。

 

1日の必要摂取量は30mg
ブロッコリー1株(一般的な大きさ)ほどです。

 

 

「総ビリルビンが高い!」慌てずに対処しましょう。

超高値の場合は医師の指示に従い、必要な精密検査を必ず行ってください。

 

また、日常的にアルコールやたばこ、過労などを自覚している場合は、紹介した改善の方法や有効成分を積極的に摂取するのもおすすめです。

 

肝臓の健康に関する数値は総ビリルビンだけではなく、AST/GOT、ALT/GPT、γ-GTP、ALPなど種類があります。
当サイトでも解説しているので、合わせてご覧ください。

 

⇒γ-GTPが高かった方の数値改善情報へ

 

⇒AST/GOTの数値情報へ

 

⇒ALT/GPTが高かった場合はどうすればいい?

 

⇒ALPの肝臓数値情報へ

 

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